2018年12月12日 / ニュース
12月7日、午後から、朽木地区にある「寄り合い処くっつき」を会場に、たすけあい高島 まかせてサポーター養成講座を開催しました。
当初、申し込みは3名程度で、開催に不安がありましたが、当日は12名の方が受講されました。
最初に、たすけあい高島の活動のしくみや状況を、事務局から報告。朽木地区は現在、まかせて会員の登録は数名で、実際の活動はほとんどできていない状況です。この講座をきっかけに活動が生まれることを期待し、会員登録を呼びかけました。
その後、社会福祉協議会 宮田氏から、朽木地区の福祉・介護サービスの状況をご報告いただきました。過疎化が進んだために、様々な公共サービスが縮小し、先日には、金融機関の支店廃止もあり、地域住民の生活不便は一層高まっている事。介護サービスも、地域内にあったヘルパーステーションが休止となり、他の地区からの派遣に頼っている事。そんな中で、診療所への送迎を「お出掛けサポート隊」というボランティア活動を行っている事等が報告されました。改めて朽木に住んでいる人達自身で、互いに助け合う事が大切になっている事。そのために、たすけあいのしくみを使って一人でも多くのボランティア活動を進めていきたいと呼びかけられました。
講座としては「高齢者に多い病気と事故」と題して、保健師の岡本行子先生の講義を受けました。
加齢による身体機能の低下、それを受け入れがたいと思う精神状況。そのために、起こる様々な問題から話が始まり、具体的な高齢者が多い症状や病気の原因と予防方法や万一の時の対処方法を教えていただきました。また、溺死・窒息・転倒といった高齢者の事故のメカニズムと予防策についてもお話しいただき、重篤な状況に遭遇した時の救急処置(意識・呼吸・心拍の確認、心臓マッサージとAEDの活用)についても学びました。
受講者自身の問題とも直結したお話で、高血圧と服薬の関係、嚥下障害への対応等、かなり具体的な質問も出され、予定していた時間では足りないほどの素晴らしい内容の講義でした。
講座の最後には、NPO元気な仲間(たすけあい高島)谷代表から、受講者全員に修了証が手渡されました。
まずは、たすけあい高島の活動を知っていただき、一人でも多くの方にご参加いただき、朽木地区でボランティアの輪が広がるよう、引き続き、事務局もお手伝いさせていただきたいと思います。