2018年12月18日 / ニュース
街かどケア滋賀ネットの「アドバイザー派遣事業」の一環で、たすけあい高島が、近江八幡市の視察を受けました。
近江八幡市では、「高齢者の活力を地域の活力に!」のテーマで、市役所職員による検討チームが作られ、ヒアリング活動や調査活動に取り組まれています。今後、目標設定・課題分析に取り組み、具体的な政策へ反映されるとのことでした。
今回の視察は、その一環として、たすけあい高島の活動のしくみや実践状況、進めていく上での課題、費用問題などの把握を目的とされていました。
当日は、NPO元気な仲間の谷代表、たすけあい高島事務局、梶田・白井が対応し、たすけあい高島の活動のしくみや現在の活動状況、課題などを報告し、質疑で深めました。
少子高齢化の進行の中で、「元気な高齢者の力を新たな労働力として社会に何晏減していく必要がある」との認識で、今回の視察を受けたのですが、高齢者の暮らしの困りごと・ニーズの多様化の中で、いわゆる「仕事」として成立させることの難しさ(資格や技術等の問題、法律順守の観点から)や、活動の広がりを支える事務局機能のあり方、費用の問題等率直な意見交換が出来ました。
行政と民間・ボランティアの役割の違い、政策の在り方など、視察を受けたこちらとしても考えることがたくさんありました。
2018年12月12日 / ニュース
12月7日、午後から、朽木地区にある「寄り合い処くっつき」を会場に、たすけあい高島 まかせてサポーター養成講座を開催しました。
当初、申し込みは3名程度で、開催に不安がありましたが、当日は12名の方が受講されました。
最初に、たすけあい高島の活動のしくみや状況を、事務局から報告。朽木地区は現在、まかせて会員の登録は数名で、実際の活動はほとんどできていない状況です。この講座をきっかけに活動が生まれることを期待し、会員登録を呼びかけました。
その後、社会福祉協議会 宮田氏から、朽木地区の福祉・介護サービスの状況をご報告いただきました。過疎化が進んだために、様々な公共サービスが縮小し、先日には、金融機関の支店廃止もあり、地域住民の生活不便は一層高まっている事。介護サービスも、地域内にあったヘルパーステーションが休止となり、他の地区からの派遣に頼っている事。そんな中で、診療所への送迎を「お出掛けサポート隊」というボランティア活動を行っている事等が報告されました。改めて朽木に住んでいる人達自身で、互いに助け合う事が大切になっている事。そのために、たすけあいのしくみを使って一人でも多くのボランティア活動を進めていきたいと呼びかけられました。
講座としては「高齢者に多い病気と事故」と題して、保健師の岡本行子先生の講義を受けました。
加齢による身体機能の低下、それを受け入れがたいと思う精神状況。そのために、起こる様々な問題から話が始まり、具体的な高齢者が多い症状や病気の原因と予防方法や万一の時の対処方法を教えていただきました。また、溺死・窒息・転倒といった高齢者の事故のメカニズムと予防策についてもお話しいただき、重篤な状況に遭遇した時の救急処置(意識・呼吸・心拍の確認、心臓マッサージとAEDの活用)についても学びました。
受講者自身の問題とも直結したお話で、高血圧と服薬の関係、嚥下障害への対応等、かなり具体的な質問も出され、予定していた時間では足りないほどの素晴らしい内容の講義でした。
講座の最後には、NPO元気な仲間(たすけあい高島)谷代表から、受講者全員に修了証が手渡されました。
まずは、たすけあい高島の活動を知っていただき、一人でも多くの方にご参加いただき、朽木地区でボランティアの輪が広がるよう、引き続き、事務局もお手伝いさせていただきたいと思います。
2018年12月12日 / ニュース
12月6日、「高島市働く女性の家」で、たすけあい高島まかせて会員交流会を開催しました。
当日は、会員17名が出席され、交流を深めました。
◎学習「住み慣れた街高島でいきいきと暮らすために」・・事務局・白井
始めに、事務局からの報告を兼ねた学習会として、日本の社会保障制度・介護保険の状況や、介護予防・生活援助総合事業のしくみ、市民ボランティアによる「地域支え合い」の力の重要性について、学習を行ないました。
日本全体が「超高齢社会」を目前にして、高齢者の暮らしを取り巻く状況は厳しさを増していますが、ここ高島市は滋賀県内でも最も高い高齢化率となり、介護サービスの不足が顕著になってきています。
これからさらに、高齢化が進むことは明らかで、行政や介護サービスに依存するのではなく、自助互助・・住民による支え合いが欠かせない事を学びました。また、高齢となっても、できる範囲で「社会参加・社会貢献」する事で「困った時はおたがいさま」の精神でたすけあう事の大切さについても共有することができました。
◎会員交流
学習の後、お茶やコーヒー・ケーキを摘まみながら、自由交流を行いました。
日ごろ、「まかせて会員」さんは、「よろしく会員」さんへの援助活動に尽力され、事務局との連絡や相談はできていますが、会員同士の交流、横のつながりは進んでいないのが実情でした。
自由交流の時間になって、うまくお話が進むのかスタッフとしては不安もありましたが、すぐに会場あちこちで活発に話されるようになり、地域や世代を超えて、活動の中でのご苦労や喜び、悩み等いろんな思いを交流することができました。
会員さんの中には、学生時代の同級生だったり、別のサークルで顔見知りだったりと、たすけあいの中で一緒に活動されているとはご存じなかった方もあり、驚きや喜びの声も聞かれました。
少数の男性会員さんもいらして、車座になって、これまでの活動でご苦労された時のお話や、幅広い依頼に応えるための様々ないろんな工夫のお話などもされていました。定年後、たすけあいの活動を通じて、新しいつながりが出来たり、これまで趣味でやっていた事を活かして人の役に立てることが喜びになったことなども楽しく話されていました。
また、高島市内でも、マキノ地区や朽木地区、高島地区は会員が少なく、今の会員では地域の困りごとに十分に応えられない事も共有でき、会員を増やしていくことも大切だというお話もあちこちで聞かれました。
◎事務局より
今回の交流会を通じて、会員同士の絆づくり・つながりづくりの大切さを改めて確認でき、今後も、会場も移しながら、会員同士のつながりづくりと会員を増やしていく取り組みを計画的に進めていくことになりました。
※会が盛り上がりすぎて、事務局は写真を撮る事も忘れてしまいました。文字だけの報告になり申し訳ありません。
2018年11月9日 / ニュース
滋賀県様々な人が支え合うお互い様の地域づくり推進事業(街かどケア滋賀ネット)の一つとして、たすけあい高島が、日野町大窪二区福祉会の視察を受けました。
「憩い処あかり」「たすけあい高島」の現地視察のあと、新旭公民館視聴覚室で、活動報告を行いました。
〇「浜分区の取り組み」として、ヤナちゃんカフェ 古川富子さんから、浜分区で行われている「ワンコインカフェ」について、取り組みのきっかけや内容、サロンでの様子、関わりの工夫や効果、これからの活動について、動画も交えて報告いただきました。
〇「NPO元気な仲間の取り組み」について、谷代表・梶田コーディネーターから、NPO元気仲間で大切にしていることやたすけあいの仕組み、事例などを報告しました。
報告会の後は、「MiZu Café COCCO」で昼食をとっていただき、観光物産「高島百貨店」もご覧いただきました。
2018年10月19日 / ニュース
甲賀市地域ご近所福祉推進協議会「見守り支えあい研修会~高島市の取り組みに学ぶ~」と題して、たすけあい高島が視察受け入れをしました。
新旭公民館ホールで、NPO元気な仲間谷代表・梶田コーディネーターから「地域での支えあいについて~住み慣れた場所で自分らしく生きるために~」と題して、たすけあい高島の取り組みについて報告し質疑を受けました。
昼食は「憩い処あかり」と「MIZUCAFE」に分かれて摂った後、会場を「新旭総合福祉センター(やすらぎ荘)」に移して、「朽木外出サポート隊の取り組み(社協・事務局・宮田さん)」の報告と意見交流を行いました。
2018年10月19日 / ニュース
滋賀県様々な人が支えあうお互い様の地域づくり推進事業(NPO法人街かどケア滋賀ネット)の一環で、日野町東桜谷おしゃべり会が来所されました。
新旭公民館の視聴覚室で、街かどケアネットの説明の後、「朽木外出サポート隊の取り組み」(事務局・高島市社会福祉協議会・宮田さん)の報告、「NPO元気な仲間の取り組み」(谷代表)の報告を行いました。
そのあと、「憩い処あかり」で昼食を取られた後、「憩い処あかり」「たすけあい高島」の視察と交流を行いました。