10月25日 竜王町からの視察を受けました。

竜王町(外出支援ボランティア・スマイル様)が、私どもNPO元気な仲間に視察に来られました。

到着後、NPO元気な仲間の小規模多機能事業所・通所介護事業所などを視察し、針江にある「川新」にて学習会となりました。

はじめに、NPO元気な仲間谷代表から、NPO全体の事業や活動についてご説明させていただき、その後、たすけあい高島事務局から、「お出かけサポート活動」について報告しました。

視察された皆さんは、竜王町において、外出支援ボランティアスマイルとして、日常的に、外出支援活動に取り組まれており、福祉有償輸送の仕組みをベースに、年間2000件もの活動に取り組まれており、私たちたすけあい高島の「お出かけサポート」とは比べ物にならないほどのご経験をお持ちでした。

そういう皆様だからこそ、福祉有償輸送の仕組みではこたえきれない課題や、支えるボランティアの確保の問題、継続して取り組んでいくための財政課題といった問題について、多数のご質問をいただきました。

特に、有償ボランティアの考え方(竜王町の取り組みは無償ボランティアで支えられている)については、抵抗感をお持ちのようでしたが、活動の継続性やより多くの方の参加を得るための有用性についてご説明させていただき、ある程度ご理解いただけたようでした。

また、「お出かけサポート」は、「付き添うこと」が主題であり、単なる移動手段にしないことを目的にしている点は、現在の「移動支援」の仕組み自体とは大きく違うこともご説明いたしました。

NPO全体の運営に関しても、たすけあい活動だけでは赤字でも、複合的な事業展開を通じて財源を確保していること、特に、介護保険事業はエンジンとして機能していくものであることをご説明いたしました。

今回の視察は、日頃、地域ボランティアとして熱心に活動されている皆様だからこそ、かなり突っ込んだ意見交流ができたことは、受け入れたが江和としても大変勉強になりました。ありがとうございました。